Friday, June 30, 2006

Incudine e martello

Nel bel libro di Stefania Falasca (Un vescovo contro Hitler - ed. San Paolo) abbiamo trovato questa citazione del Vescovo Von Galen che ci sembra di straordinaria attualità:
«Diventare duri! Rimanere fermi! In questo momento noi non siamo martello, ma incudine... Estranei e traditori martellano su di noi... Non è necessario che l'incudine restituisca il colpo, e nemmeno lo può fare! Deve soltanto rimanere ferma, dura. Se è sufficientemente resistente, ferma e dura, allora, di solito, l'incudine dura più del martello...».

http://www.culturacattolica.it/

Friday, June 02, 2006

ペトロと私たち

教皇ベネディクト十六世の51回目の一般謁見演説
2006年5月17日(水)
こうしてペトロは、イエスに従うとは真の意味でどういうことであるかを学びました。それは二度目の召命でした。ちょうどアブラハムに対して、創世記 12章の召命の後に、創世記22章で二度目の召命が行われたのと同じです。「わたしの後に従いたい者は、自分を捨て、自分の十字架を背負って、わたしに従いなさい。自分のいのちを救いたいと思う者は、それを失うが、わたしのため、また福音のためにいのちを失う者は、それを救うのである」(マルコ8・34- 35)。これが、イエスに従うために求められる法則です。真に価値あるものを救うため、魂を救うため、世において神がともにいてくださることを救うために、自分を否定できること、必要であれば全世界をも捨てうることが必要です(マルコ8・36-37参照)。ペトロは、苦労してではありましたが、この招きを受け入れ、師であるかたの足跡に従って自分の道を歩み続けました。 
わたしはこうした聖ペトロのいくつもの回心、またその姿の全体は、わたしたちにとって、大きな慰めとなるとともに、大きな教訓にもなると思います。わたしたちも神を求めます。わたしたちも寛大な心をもちたいと望みます。しかし、わたしたちはまた、自分たちの思いや、自分たちが必要と考えることに従って、神が世界の中で力強い者となり、すぐに世界を変革してくれることを期待します。 神は違う道を選びました。神は、苦しみとへりくだりによって、人びとの心を変革する道を選びました。わたしたちもペトロと同じように、絶えずあらためて回心しなければなりません。わたしたちはイエスに先立って歩むのではなく、イエスに従わなければなりません。わたしたちに道を示してくださるのは、イエスです。ペトロはわたしたちにこう語りかけます。皆さんは、自分には処方箋があり、自分たちがキリスト教を変革しなければならないと考えています。けれども、道を知っておられるのは主です。そしてわたしにこう語りかけた主は、皆さんにもこう語りかけています。「わたしについて来なさい」。だからわたしたちも、勇気と謙遜な心をもって、イエスに従わなければなりません。イエスは道であり、真理であり、いのちだからです。
(カトリック中央協議会 司教協議会秘書室研究企画訳)(2006.5.19)