Monday, July 18, 2005

アリストテレスとピカソ

アリストテレス的な形而上学の基本概念や用語は、初心者には不自然な感じを与える。また、白々しいもの、現実にとって付けたようなものという印象を与える。それはちょうど、素人には抽象美術、たとえばピカソの絵は与えるのと似たような印象かもしれない。あるいは、自然界にそのまま存在しない7音音階に似ている。また、歌(詩)の世界では、5・7・5というリズム、サッカーというゲームにおけるルール(例えば、ボールに手で触れてはいけない)、あるいは「マナー」、「エチケット」全般(例えば、ナイフとフォークの使い方)などに似ている。いずれも、慣れてからその使い方や意義がわかってくるものである。

No comments: