Wednesday, March 14, 2007

神無論について

神無論について

「不可知の雲」(The Cloud of Unknowing)はキリスト教の書物であるが、キリスト教をどの程度代表するかを調べなければならない。「不可知の雲」=キリスト教となれば、これは基礎的論理の誤りとなる(logical fallacy)。

キャサリン先生は日本語をしゃべる。キャサリン先生はアメリカ人である。従って、アメリカ人は皆日本語をしゃべる。こういうのは悪い三段論法である。

神の人格性を抜きにすれば、「不可知の雲」と仏教的思想は似たものと見える。ひいて、キリスト教と仏教は似たものになるであろうか。

けれども、神の人格性は必要条件であるので、ここも基礎的論理の誤りとなる。私はこの文章をコンピュータで書いている。印刷すれば、昔のタイプライタの文章と似たものになる。けれども、コンピュータには電気がないと動かない。キリスト教も神の人格性を抜きにすればキリスト教でなくなる。

No comments: