たらいからたらいに移るちんぷんかんぷん
小林一茶
盥(たらい)から盥とは
産まれた時の産湯の盥に浸かり
亡くなった後に湯灌で体を清められる盥のことです。
結局人生とは
盥で始まり盥で終わる
その間のことはあっという間のちんぷんかんぷん・・・
かつて江戸後期の俳人・小林一茶は、次のような辞世の句を残した。
 「たらいからたらいへ移る ちんぷんかんぷん」
 最初の「たらい」は赤ん坊を洗う「産湯」であり、次の「たらい」は、死んだ人の体を洗い清める「湯潅」のことである。人生とはたらいからたらいへ移るだけのもので、ちんぷんかんぷんだと彼は言ったのである。
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