Tuesday, June 05, 2012

司祭不在のときの主日の集会について 3

司祭不在のときの主日の集会について 3

「教会の第一おきては信者に、(...)祝祭日を聖とするよう求めます。それは、まず第一に、キリスト教共同体が集う聖体祭儀(eucharistia)にあずかることによって、(...)果たされます。」(『カトリック教会のカテキズム』、2042項)

「主日及びその他の守るべき祝日には、信者はミサにあずかる義務を有する。」
「(1)祝日当日又は前日の夕刻、いずこにおいてもカトリックの儀式によって捧げられるミサにあずかる者は、ミサにあずかるべき掟を果たすことになる。
(2)聖務者の不在の場合、()ことばの典礼が執行されるとき、信者はそれに参加するよう大いに勧められる。」(『カトリック新教会法典』、第1247-1248条)

このように主日を聖とすることは、あくまでミサにあずかることである。仕方なくミサはない場合は、集まって祈ることは勧められるだけであって、義務を果たしたわけではありません。
大阪教区のところどころでなされるように、一時間待てば、あるいは15分電車に乗ればミサにあずかれるのに、集会祭儀で十分だと教えられるのは詭弁(ウソも方便)に近いものであり、「濫用をきたすこと」(教会法、第391条、第1389条参照)である以外は言いようがありません。

また、わざとミサをしないように神父たちに圧力をかけることは、仏教的なやり方(ウソも方便)と言えるかもしれないが、踏み絵を踏ませる行為に相当し、カトリックにそぐわない言動であります。

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