Sunday, February 16, 2014

「一致と地元文化の尊重を」:教皇

「一致と地元文化の尊重を」:教皇

「一致と地元文化の尊重を」:教皇

February 13, 2014
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2月1日、「道」の共同創立者キコ・アグェヨ氏の話を聞く教皇(CNS)
【バチカン2月3日CNS】教皇フランシスコは、信徒運動体「新求道共同体の道」(以下「道」)のメンバーたちに対して、宣教活動の努力に感謝の意を示しつつも、教会内の一致への協力や地元文化への理解を求め、運動体を去ろうと決めたメンバーの意志を尊重するよう促した。
教皇は2月1日、バチカンのパウロ6世ホールで、小教区に拠点を置き養成プログラムを行う「道」のメンバー数千人との特別謁見を開いた。
この謁見は毎年開かれており、現地司教の要請に応えて宣教者として派遣される「宣教家族」を教皇が祝福してきた。教皇フランシスコはメンバーたちにあいさつし、「宣教家族」たちの働きに感謝の意を表した。
教皇は、新しい福音宣教を必要としている地域に出掛けて行く「道」のために、三つの「簡単な勧告」を明示した。
(1) 「道」のメンバーは自分たちが働く小教区と教区内の「交わりを築き、維持するために最大限の配慮」をしなければならない。
(2) 宣教者たちは、神が聖霊を通して、人々がみことばを受け入れるように計らわれていることを念頭に置かなければならない。
(3) 「道」のメンバーは、互いに愛と思いやりを示し合わなければならない。
教皇フランシスコの交わりを求める呼び掛けは、前任者の名誉教皇ベネディクト16世による同様の懸念を反映するものだった。前教皇も「道」のメンバーたちに、その大切な働きが絶えず「使徒座と、彼らが働く地方教会の牧者との交わり」を保つよう促していた。
特に日本など世界数カ所で、「道」は地元文化の尊重に欠け、小教区内で分裂をつくり出す潜在的要素があることに懸念を表明してきた司教たちもいる。

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