Tuesday, October 01, 2013

福島

(どうする汚染水)国際的な基準で監視を 天野之弥・IAEA事務局長に聞く
――東京電力福島第一原発の汚染水漏れは、4月に国際原子力機関(IAEA)の調査団が対策の重要さを警告したにもかかわらず、起きました。
 調査団は廃炉全般の調査が目的だが、特に重要な汚染水問題に触れ、東電に全体計画の立案などを勧告した。日本側が受け止め、検討している最中に、この事故が起きたと…
IAEA事務局長:汚染水問題、モニタリング国際的基準で
毎日新聞2013年9月27日(金)01:18

 【ウィーン樋口直樹】東京電力福島第1原発の汚染水流出問題で、国際原子力機関(IAEA)の天野之弥事務局長は26日、海洋影響調査について「国際的な標準に基づいた信頼性の高いモニタリングが必要だ」と述べ、IAEAの協力で海洋監視の強化を図る必要性を訴えた。天野氏は近く訪日し、政府関係者などと具体策を協議する。毎日新聞など一部メディアとのインタビューで語った。
 天野氏は「風評被害にも見られるように、モニタリングは日本がやって世界に知らせるだけでは不十分」と指摘。事故対応の悪さで国際社会からも信頼を失った東京電力や、情報発信の遅れで批判を浴びた政府だけでは、モニタリングの信頼性を維持できないとの懸念があるとみられる。天野氏は「計画段階から国際機関を含めて国際的な基準で一緒に行い、情報発信も一緒に行うことが大事だ」と強調した。

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